前回の記事でメモの重要性についてお話ししました。
今回はメモを取るようにしてから私の中で変わったことや、メモの魔力についてお話ししていきます。
曖昧な感覚や概念を言葉に出来るようになる
指導してもらったことをメモを取ってそれを理解する。
一連の流れになりますが、再現性を高めるためにはさらにもう一つ要素を付け加える必要があります。
それはアウトプットすることです。
そもそもメモを取るという行為は、聞いた内容を頭の中で整理してノートやスマホに「言葉」としてアウトプットすることです。
それをまとめると、今度は会話やブログなどの文章で相手にアウトプットしていきます。
つまりメモを取るという行為は言語化の強制力を一人でも作り出せるようにになるのです。
指導するのに悩んでいる方・これから指導者になりたい方は、言語化能力を磨くと説明能力も同時に身につくのでお勧めします。
さて、見出しにもある通りこのアウトプットの最大の利点は感覚を言葉にして伝えることが出来るようになることです。
野球であればプロ野球選手のホームランや150キロのストレートを見て「やばい」や「すごい」と言ったことはありませんか?
普段の生活している中でも同じように、簡単な形容詞で終わらせてしまったり、通り過ぎてしまっている感動は数えきれないほどにあると思います。
果たして何がすごくて何がやばいのか。
ここを一歩二歩踏み込んで考えるのが本質的なメモのあり方です。
先ほどお話しした野球のホームランや150キロの例で出すと
- 高弾道でスタンドインする打球角度がやばいのか
- 難しいコースを難なく捌き打つ技術がすごいのか
- 思いもしない小柄な体型から繰り出されるのがすごいのか
- フルカウントの状況でアウトローに決めるメンタルがすごいのか
キリがないのでここらで辞めておきますが、このように言語化の過程で思考はどんどん深くなります。
野球が分からない方は、昨今の渋谷のハロウィンでのトラブルのニュースを思い浮かべて「何がやばいのか」を考えてみてください。
たくさんの「やばい」や「すごい」が出てきませんか?
思考こそ言語をもたらす燃料と言っても過言ではないでしょう。
思考し、メモを取り、言語で相手に伝える
最終的にメモと言うのは言語化能力向上という目的に立った時に、思考と言語化のキッカケを提供する身近ながら最強のツールなのです。
就寝前やお風呂はひらめきの場
よくこのような状況でアイデアが出る人いませんか?
私の場合ですとこれに加えて、仕事中の車の運転時間も含まれます。
アイデアを生み出す上でインプットが重要と思われがちですが、上記のケースのような情報を得れない環境に適切なバランス(適度にリラックスしている状態)で身を置くとアイデアが出やすくなります。
つまり脳内のインプットとアウトプットの比率がアウトプット側に寄った時に、アイデアが出ると考えています。
- 湯船にぼんやり浸かる時間
- 電気を消して眠りにつくまでの時間
- ラジオも音楽もかけずに目的地まで運転する時間
こういった場では脳が自然と何かを生み出そうと活性化するのです。
インプット中は聞くことに意識を持っていかれるので、なかなか同時にアウトプットするアイデアが思いつきにくいのはそのためです。
湯船に浸かりながらYouTubeや本を読んでいる方は多いのではないでしょうか?
それも悪くはありませんが、一度何も持たず頭を空っぽにしてアイデアを生み出す機会を作ってみませんか?
貴方は何に突き動かされていますか?
人生とはイベント毎の連続です。
人生を振り返ってみたときに
「あの瞬間が一番楽しかった」「あの時間が最高に幸せだった」
こう思えたのはどうしてでしょうか?
- その時間を共有し合える仲間がいたから
- やりたいことに夢中で取り組めたから
- 成果が出て周りから認められたから
人それぞれの理由があると思います。
自分の人生の幸福度を最大化するために必要なことを理解している方は強いです。
心からモチベーションが湧く努力の対象を見つけて結果を出す。
それを達成する頃にはまた別の動機をもっているでしょう。
人生は「時間をどう使った」のか
この積み重ねた結果でしかありません。
だらだらパチンコを打って一喜一憂する人の時間と、己を磨くためにトレーニングや読書を積み重ねた人の「時間」は果たして同じでしょうか?
思い当たる方はこれから時間を「どう使うのか」考えていきましょう。
その内容を一度メモに起こして拾い上げていきましょう。
メモを頼りに自分の軸を決めて、時間の使い方の選択をする
さあ、メモを取る準備はできましたか?
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
ちなみに私が前回と今回の記事で参考にした本は前田裕二さんのメモの魔力と言う本です。
興味がある方はチェックしてみてください。
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