バッティングに不調な時って必ずありますよね。
- 打球が飛ばない
- 巻き込んで打っている
- フォームが崩れてしまう
- 詰まってしまう
- 見極めができない
様々な打撃不調がありますが自分の思った通りに身体を動かせないということがほとんどの原因な気がします。
今回は私が不調時にやって復活のキッカケにしている練習をご紹介していきます。
動画を撮る
自分のフォームって自分では見れませんよね。
鏡やガラスに写っているのを見たとしても、真横のアングルから見るには顔の角度を変えねばならないため実践的ではありません。
今自分の試合でのフォームがどうなっているのか、把握して原因を突き止めることが1番大事です。
カメラはスマフォ内蔵の動画カメラで充分です。
撮影者が入れば言うことなしですが、1人の場合は三脚を使いましょう。
撮影場所に椅子などがあれば代用してもいいですが、自分の思った通りの角度で撮れてなかったりするのがよくあるので一つ三脚を用意しておくのをお勧めします。
2000円ほどで買うことも出来ますのでお手軽です。
さて、動画の中で見るポイントですが私はいつもバットの軌道と下半身の使い方についてチェックしています。
打球が飛ばない・巻き込んで打っている時はスイングが外回り軌道(アウトサイドイン)で入ってる可能性が高いです。
飛ばしたい飛ばしたいと思えば思うほど、力みに繋がりバットヘッドが出てこなくなります。
結果、外回りした分本来伝わるはずのインパクトがボールに伝わらず飛ばなかったり、外から巻き込んでくるためドライブ回転がかかってファールゾーンへ切れていく打球が増えます。
軌道については自分で修正しできているつもりでも、やれていないことの方が多いです。
スイングを動画に収めてコマ送りやスローモーションで再生し、軌道を確認していきましょう。
下半身の使い方としては、軸足の膝が前にしっかり送れているか?という点を確認します。
下半身を使えていない時は、軸足の母子球でその場で回転だけするような使い方になっています。
つまり体重移動が出来てないと言うことですね。
この動きはヒットを求めすぎると上半身だけでバットを操作しようとするので、不調を感じたら1番先にチェックするポイントです。
溜めた体重を前足に移し替える動作が無ければ鋭い打球は打てません。
横からのアングルの動画ですと確認しやすいのでぜひ一度見てみて下さい。
木製で硬式球を打つ
この対処法は軟式野球をプレーしている選手に強くお勧めしたい練習です。
と言うのも、皆さん試合で使用するバットって殆ど複合バットではないですか?
勝つために優秀な野球ギアを使うのは大賛成です。勿体ぶらず積極的に使用するべきです。
ただそれは試合でのお話し。
練習で複合バットの打球に満足していませんか?
もちろん練習でもいい感覚を味わうのも大切です。
自信に繋がって試合で余計な緊張などしなくなりますからね。
ただ、練習で芯を外しているにも関わらずバットのおかげで飛んでいることに満足してはいけません。
今一度全てのボールを真芯で捉える感覚を思い出すべく、硬式×木製バットで打ち込みをしてみましょう。
知っている方も多いと思いますが、硬式ボールを木製バットで打つ際、芯を外せば手が痺れます。
冬場は特に激痛です。
高校野球の試合は金属の使用OKですが、練習で木製バットを使っていた高校も多いのではないでしょうか?
私でもう高校野球引退してから10年になりますが、未だにあの木製の打球音は最高です。
打ってて耳も気持ちいいです。
ただ、明らかに芯で捉えていない打球が増えました。
インコースのボールを軟式なら詰まっても飛ぶところが硬式ならただのポップフライか内野ゴロ。。。
打ち終わると手がめちゃくちゃ痺れます。笑
軟式で複合バットの力を頼りにしきっていた何よりの証拠です。
140キロのボールを打つ必要はありません。
山なりのボールでも正面からのティーでも構いません。
動いてる硬式ボールを捉えてみるのが大事です。
硬式は軟式以上に打球にインパクトの結果がハッキリと表れます。
インコースは、より肘抜きをしっかりしなければ木製バットが折れてしまいます。
打撃技術を高めるにはもってこいの練習です。
ドライブ回転もかかりやすいので上記の「動画でスイング軌道の確認」の際に合わせてやるとより効果的です。
より楽しくやるために
硬式野球をやる予定もないし、そこまで高い意識でやる必要もないのでは?と思う方もいるでしょう。
その通りです。
絶対にやらなければいけない訳ではありません。
私もこの練習はただ楽しんでやっているだけです。
久しぶりの硬式野球の打感が楽しくてずっとやっていたかったです。
努力は夢中には勝てません。
義務感で練習をやるんだったらやらない方がいいでしょう。
最初にやるべき手順を確認さえすれば、あとはひたすら好奇心を持ち続けて取り組むだけです。
ほっといても勝手に上手くなります。
楽しくて人に止められるまでやってしまう。
夢中になった練習で自分の伸びしろをいつまでも伸ばし続けましょう。
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